沖縄へ

家族と沖縄旅行に行きました。ハイシーズンではあったのですが、子どもが小学生のため、夏休みの期間に行きました。そのころは私も主人も忙しく働いていたので、家族の息抜きを含め、普段なかなか時間を作れない団らんとご褒美を目的にしていました。先週はエントランス日帰り旅行に子供を主人に預けてママ友と行ったのですが、久しぶりのバス旅行はとても楽しく、しかも懸賞で当選して無料だったのでお土産をたくさん買ってしまいました。なんとなく主人や子供に申し訳なかったので、沖縄旅行の企画はがんばって考えました。

飛行機はエコノミーでなくビジネスクラスにしました。多忙にまかせていたので私も主人も鼻炎をこじらせ中耳炎ぎみで。飛行機の気圧差が大きいように感じるエコノミーだと耳が痛くてどうしようもなかったんです。出費はかさみましたが、何となく痛みは普段より少ない?ような気持ちになれました。

沖縄の定番、美ら海水族館を回り、ソーキそばに舌つづみ。レンタルカーを用意したので交通手段は主に車になりました。リゾートホテルを利用していたので、アクティビティには事欠かなかったです。オプショナルツアーとしては、ジンベエザメのシュノーケリング、シーウォーカー、水上アスレチック、など体験できるだけした!という感じでした。

今年5.jpg

ジンベエザメのシュノーケリングは、クルーザーを出して沖まで向かい、そこで用具を一式装着してから海に入りました。海上を滑るように進んでいくクルーザーからの360度の海はなんとも言えない絶景でした。オーシャンブルーに日の光がおどり、日常は空の青と海の青のなかに溶け去ってしまったように感じました。ジンベエザメは実に可愛らしい顔をしてかなり近くまで寄ってみることができました。水中で餌のオキアミを巻くお兄さんが分かるのか、海に入った瞬間数頭が集まってくる姿は微笑ましかったです。

水上アスレチックで遊んだことが子供にとっては一番楽しかった思い出だそうです。水上に浮かぶ巨大なバルーンアスレチックなのですが、これが実に難しい。普通の陸上で行うアスレチックは、足場がしっかりしており、踏ん張ることも引っ張ることも可能なのですが、巨大なバルーンは全体的に濡れて滑るし、踏ん張れば沈み込んでしまい、簡単そうに見える段差さえもツルンツルン、すってんころりんと転げまわる始末。大人も子供も笑い転げながら鬼ごっこをしました。

今はユーチューブなどでも公開されている若者の遊びほど軽快に過ごすことは出来ませんでしたが、大人が思わぬ失敗をする姿は子供には大うけでした。普段怖いお父さんやお母さんが、自分たちが軽々超えられる段差や、登れる階段に本気で悪戦苦闘している姿は愉快だったそうです。

逆に、自分たちの老いた体ではとうていできない芸当を子供たちがスルスルとこなす姿は成長を感じられ、なんだか頼もしい気持ちになりました。たかがアスレチックだったのですが、普段の役割が取っ払われて、お互いのことを称賛する時間が持てたのは最高だったと思います。

中耳炎気味で入るシーウォーカーはかなり厳しいものがありました。いくらヘルメットをかぶって海の中を歩けるといっても、そこは間違いなく海底。水圧がもろに鼓膜にかかり、耳抜きが出来ないどころか激痛がありました。耳がおかしくなると、平衡感覚が狂うのか、はたまた眼前に揺れる海底世界のせいか、頭がぐわんぐわんと回るような感覚に襲われました。目が回るので目を細めてなんとか視界を保っていたら、主人も同じような渋い顔をしていて、お互いに顔を見合わせて笑ってしまいました。元気いっぱい海底世界を楽しんだのは子供たちだけでした。

撒き餌によって来る熱帯魚の群れは壮観で、ニモやアリエルの生活はこんな感じなのかな?なんて思いもよぎりましたが、基本的にぎゅうぎゅう圧迫されつくした耳と、体全体が圧縮されるような感覚を前に圧倒されていました。旅行の前に体調を整えられたら良かったのですが、旅行だ!と思うとなんだか気が緩み、体調不良が忍び寄ったせいで、思わぬ体験をするはめになってしまいました。しかし忙しい夫婦で笑いあったいい思い出です。


Categorised as: